
名称 | 音海のお的射り |
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よみがな | おとみのおまといり |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 民俗文化財 無形民俗 |
種類 | 無形民俗文化財 |
時代 | |
保存団体・保持者 | 音海区 |
所在地・伝承地 | 高浜町音海 |
指定・選択・認定年月日 | 平成18.4.25 |
指定番号 | 福井県指定第356号 |
民俗芸能等群での分類 | 越前の正月・小正月行事 |
公開状況 | 1月1日 |
交通案内 | |
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文化財解説文 | 音海のお的射りは、正月1日に高浜町音海の気比神社で行われる「鍵渡しの儀」「シバの儀」「的射りの儀」で構成される年頭行事である。 行事の準備は、前年の歳末から当日にかけて行われ、ススハライ(掃除)、ゴクツキ(御供餅搗き)、飾り付け(〆縄・鏡餅・餅花)、シバタバネ(サカシバ<榊柴>束ね)、お的のお返し等におよぶ。 新カミノネギ、新シモノネギ、新ゴンノカミに加えて、旧のカミノネギ、各家の代表者が参集し、「鍵渡しの儀」「シバの儀」が行われ、参加者一同による「四海波」が謡われて締めくくられる。 続いて、拝殿脇のマトバ(的場)におけるユミウチ(弓射ち)、オマトウチ(お的射ち)などと称されるお歩射(おびしゃ)に移る。的射りでは、的に当てないのが良いと伝えている。 的をたたみ、行列が甘酒をまきながらカミノネギの家に至り、的を風の当たりにくい軒裏にかけて一連の行事を締めくくる。 この行事には予祝儀礼や的作りに見られる穀霊(稲霊)の継承・再生・復活の願いなど、民俗的諸要素が豊富である。 |
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