
文化財解説文 | 城内御殿の内部の様子を描いた、六曲一双の屏風で、17世紀の制作とみられる。右隻には、武術の稽古に励む様子や蹴鞠や立花などの遊芸に興じる人びとの姿を生き生きと描く。対照的に左隻には、城内の秋の景色と文芸に親しむ人びとなどを静かな雰囲気で描いており、描かれた当時の大名の風俗や生活文化が窺われる。屏風の左右両端には印章があり、これによって筆者は久保田藩(秋田藩)の佐竹氏に仕えた狩野定信とわかる。定信の描いた数少ない絵画として貴重である。 |
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文化財解説文 | 城内御殿の内部の様子を描いた、六曲一双の屏風で、17世紀の制作とみられる。右隻には、武術の稽古に励む様子や蹴鞠や立花などの遊芸に興じる人びとの姿を生き生きと描く。対照的に左隻には、城内の秋の景色と文芸に親しむ人びとなどを静かな雰囲気で描いており、描かれた当時の大名の風俗や生活文化が窺われる。屏風の左右両端には印章があり、これによって筆者は久保田藩(秋田藩)の佐竹氏に仕えた狩野定信とわかる。定信の描いた数少ない絵画として貴重である。 |
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