文化財解説文 | 薄墨色の袈裟を着用し、数珠を両手で爪繰りながら礼盤上に端坐し、柔和な表情を見せる浄土宗の宗祖法然を、やや粗い絹本に描く。浄土真宗系の法然上人像としては定型の法然上人像であるが、付属の裏書(縦47.5cm、横19.0cm)の干支と花押から、本図が本願寺第七世存如から文安3年(1446)に浄光寺に下付したものであることがわかる。制作年が明らかであり、本願寺が下付した法然影像のなかでは最古の一例である。 |
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文化財解説文 | 薄墨色の袈裟を着用し、数珠を両手で爪繰りながら礼盤上に端坐し、柔和な表情を見せる浄土宗の宗祖法然を、やや粗い絹本に描く。浄土真宗系の法然上人像としては定型の法然上人像であるが、付属の裏書(縦47.5cm、横19.0cm)の干支と花押から、本図が本願寺第七世存如から文安3年(1446)に浄光寺に下付したものであることがわかる。制作年が明らかであり、本願寺が下付した法然影像のなかでは最古の一例である。 |
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