
名称 | 沓見御田植祭 |
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よみがな | くつみおたうえまつり |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 民俗文化財 無形民俗 |
種類 | 無形民俗文化財 |
時代 | |
保存団体・保持者 | 沓見御田植祭保存会 |
所在地・伝承地 | 敦賀市沓見 |
指定・選択・認定年月日 | 平成20.2.22 |
指定番号 | 福井県指定第367号 |
民俗芸能等群での分類 | ふくいの農耕習俗(豊作への祈りと感謝)、舞楽法要・神楽 |
公開状況 | 5月5日 |
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公式リンク |
文化財解説文 | 沓見御田植祭(くつみおたうえまつり)は、敦賀市沓見区の氏神である信露貴彦(しらきひこ)神社(男宮)と久豆彌(くつみ)神社(女宮)が合同で行う春祭りである。明治の中期ごろまでは旧暦の4月6日に行われていたが、現在は5月5日に変更されている。御田植え祭りは、水田に苗を植えるに先だって、苗の無事なる成長と、お米の豊作を祈願して行う祭りである。昔は、この御田植え祭りが終わるまでは、田植えはしなかったそうである。 現在は、5月4日に「馬場揃え」、「御幣さん」「オハケさん」などを作り、夕刻当屋(お旅所)である沓見公会堂で「オハケ立て」「御幣立て」の神事が行われる。 5月5日の正午、沓見公会堂を、男宮・女宮の順に、それぞれ「御幣さん」を中心とした35名余りの祭りの行列が出発する。村通りを笛太鼓で囃し「ヤーホーハイヤ、来年も当屋、再来年も当屋」などと気勢をあげて、神社に渡御する。 その後、神社の拝殿で「王の舞」「獅子舞」を奉納し、「田植え歌」を謡い、農具である「えぶり」と苗に見立てた「杉の葉」を使って田植えの様子を芸能として奉納する。「王の舞」などの神事芸能は、男宮・女宮の両神社で奉納される。午後3時から4時頃にかけては、女宮で両神社の神事芸能が交互に奉納される。 男宮で「王の舞」などの神事芸能が奉納された後、午後5時前後、両神社の行列は、馬場先に集合して御幣を合わせて、祭りを終了する。その時、村びとが御幣紙を奪い合う。御幣紙はその年の無病息災と豊作を保証してくれるという伝承があるからである。 |
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