
名称 | 紙本著色 小浜祇園祭礼図 |
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よみがな | しほんちゃくしょく おばまぎおんさいれいず |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 有形文化財 絵画 |
時代 | 江戸時代(19世紀) |
所有者所在地 | 小浜市(若狭歴史博物館寄託) |
所有者・管理者 | 宗教法人廣嶺神社 |
員数 | 1巻 |
指定年月日 | 令和2.8.4 |
指定番号 | 福井県指定第460号 |
構造形式・法量 | 縦27.6cm、横 1894.4cm |
公開状況 | |
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文化財解説文 | 江戸時代を通じて、竹原の天王社(てんのうしゃ)(現廣嶺神社)の祭礼として六月十四日に神輿(しんよ)が御旅所となっていた 八幡社から還御(かんぎょ)する際に、小浜の町々から供奉(ぐぶ)した山車や練物行列の全貌を詳細に描き出した長大な絵巻物である。
なお、明治四年(1871) 以降、 山車などは八幡社の放生祭(ほうぜまつり)において運行されるようになり、現在に至っている。地方の城下町の祭礼図としては、熊本・八代の 妙見祭(みょうけんさい)図とともに藩士の手になる余技とはいえ、絵画作品としても十分な出来映えを示している点で貴重である。祭礼行列の描写は細部に至るまで実に緻密で、人物についても男女や年齢、身分の描き分けが的確であり服装の表現にも緩みがなく、余技の域を超えている。筆者はある程度専門的な修練を経ていたはずである 。 巻末には、文政年間(1818~1829)に都筑某(つづきなにがし)が描いたとある(付属の文書に、都築某俗称盆右衛門(ぼんうえもん)が作者との記述あり)。しかし、本図の内容を細かく見ていくと、文政年間の祭礼内容と一致しないところもあり、安政五年(1858) 以降の祭礼を描いたものとするのが妥当なところであろう。縦27.6cm、横 1894.4cm。 |
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