福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
雄島海女の素潜り漁と加工技術
名称 雄島海女の素潜り漁と加工技術
よみがな おしまあまのすもぐりりょうとかこうぎじゅつ
指定区分 県指定
種別 民俗文化財 無形民俗
種類 無形民俗文化財
時代
保存団体・保持者 坂井市三国町安島
所在地・伝承地 雄島海女保存会
指定・選択・認定年月日 平成29.3.31
指定番号 福井県指定第435号
民俗芸能等群での分類
公開状況
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公式リンク
文化財解説文  雄島の海女漁は、雄島地域の米ケ脇、安島、崎、梶で行われ、主にワカメ、ウニ、アワビ、サザエを獲り、ワカメ、ウニについては自ら加工している。自ら獲ってきた漁獲物を加工する流れが特徴的である。現在の雄島地域の海女漁には、約60人が従事している。
 ワカメ漁は主に5月から6月まで。ウニ漁は主に8月。アワビ、サザエ漁は主に6月から10月まで行われ、それぞれ、岩場に近い場所に潜って採取される。主に漁は午前中に行われ、午後は加工のための時間となる。
 海女の素潜りの技術は母親や嫁ぎ先の姑から伝承され、独自の海中を指す地名を共有している。
 なお、『和名類聚抄』の中に坂井郡海部郷の記載があり、これは現在の三国町三里浜と推定されており、すでに『和名類聚抄』の編まれた10世紀頃には三国町付近に海女あるいは海士が存在していた可能性がある。
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