福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
白浜町のアマメン
名称 白浜町のアマメン
よみがな しらはまちょうのあまめん
指定区分 県指定
種別 民俗文化財 無形民俗
種類 無形民俗文化財
時代
保存団体・保持者 白浜町アマメン保存会
所在地・伝承地 福井市白浜町
指定・選択・認定年月日 平成30.3.30
指定番号 福井県指定第444号
民俗芸能等群での分類 越前の正月・小正月行事
公開状況 2月3日
交通案内
公式リンク
文化財解説文  アマメンは、福井市白浜町に伝わる行事であり、現在は毎年2月3日に行われている。地区の者が鬼を思わせる仮面をかぶり、蓑を着用して小学校入学前までの子供のいる家を回り、子供を脅かせながらいうことを聞くと約束させる行事である。
 日が暮れた頃、家々を訪れ、「悪い子はいないか」と叫びながら子供の元へ詰め寄り、「悪いことをしないと誓うか」と問いかけ、子供の「悪いことはしない」という誓いを聞くと離れていく。
 名称にある「アマメ」とは、長い間火にあたっているとできる火斑のことで、昔は怠け者の代名詞としても使われた。能登半島にも伝わる、火斑を剥ぐという意味の「アマメハギ」と元は同様の名称だったのが、長い間に呼び方に変化が起こり、「アマメン」になったとの説がある。
 年の変わりめにこうした仮面をつけ、蓑を着用して子供のいる家を回る行事は、秋田県のナマハゲなど、福井県以北には多数存在するが、福井県より南には鹿児島県に1件確認できるのみで、白浜町のアマメンは日本のほぼ最南端の行事として評価できる。
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