名称 | オシッサマのお渡り |
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よみがな | おしっさまのおわたり |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 民俗文化財 無形民俗 |
種類 | 無形民俗文化財 |
時代 | |
保存団体・保持者 | 高雄神社奉賛会 |
所在地・伝承地 | 福井市本堂町 |
指定・選択・認定年月日 | 平成31.3.22 |
指定番号 | 福井県指定第456号 |
民俗芸能等群での分類 | 厄除け行事・お祓いの芸能、舞楽法要・神楽 |
公開状況 | 10月体育の日の前日 |
交通案内 | |
公式リンク | http://fukuisan.jp/ja/list/p001001.html |
文化財解説文 | 福井市本堂町の高雄神社に伝わる、獅子頭に神衣と呼ばれる和紙をつけ、集落の家々を訪問したり、高雄神社と松手の宮との間を往復したりする、お渡りの行事である。この行事は、『越前国名蹟考』(文化12年(1815))に記述があり、少なくとも近世後期には行われていたものと考えられる。現在は10月の体育の日の前日に、高雄神社秋季例大祭の行事として行われている。
怪物に生贄を出していたところを、猿田彦大神の子孫の武士が救ったと伝承されており、祭りの行列では、先頭に猿田彦大神の面を立て、オシッサマはこの妻の天鈿女命を表している。かつて生贄を出したとされる家々を回る七郷廻りでは、更毛、本堂、羽坂、細坂、安田、北堀、恐神の7集落14軒の家でもてなしを受ける。 秋季例大祭前日の夜には、オシッサマが生贄を出したとされる橋の近くの松手の宮まで巡行し、子供達によって、生贄の伝説を伝える歌が披露される。松手の宮ではオンモクと呼ばれる、糯米と粳米を混ぜて作ったご飯の取り合いが行われる。 獅子頭につける神衣を作る作業は神衣切りと称し、この作業ができ、オシッサマの獅子頭を冠ることを許されているのは、代々高雄神社を守護してきた守護職と呼ばれる4家の当主に限定されている。 なお、14軒の家や守護職は別の行事では特に役割は与えられておらず、本行事のみで役割を果たすことになっているのも特徴の一つである。 この他、子供による触れ太鼓、お渡りの際の太鼓、七郷廻りの際の氏子総代によるお迎えなど、行事は昔ながらの形で現在に伝えられている。 ※映像出典 福井市商工労働部観光文化局文化振興課 |
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