福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
名称 色浜の産小屋
よみがな いろはまのさんごや
指定区分 県指定
種別 民俗文化財 有形民俗
時代 近代~現代
所有者所在地 敦賀市
所有者・管理者 色浜区
員数 1棟
指定年月日 昭和50.6.3
指定番号 福井県指定第189号
構造形式・法量
公開状況
交通案内
公式リンク
文化財解説文  産屋に類する習俗は、全国的に見て瀬戸内諸島・四国・中国・伊豆諸島・北陸等の地方に分布していたが、比較的近年まで残っていたのが敦賀半島であり、色浜の産小屋はわが国で最後まで残ったもののひとつである。
 昭和48年、色浜区の海岸近くにあったものを現在地に移築した。間取り、構造等は昔のままで、二室どり床面積19.2㎡、備品なども残されているが、現在は使用されていない。
 妊婦が産気づくとこの産小屋に入り、室内にさがっている太い綱にすがり苦痛をしのぎ、出産した。日本書紀に「鵜葺屋」という産所の記事も見られる古い習俗だが、血に対する禁忌に根ざすものといわれる。
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