
名称 | 若狭の産小屋習俗 |
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よみがな | わかさのうぶごやしゅうぞく |
指定区分 | 国選択 |
種別 | 民俗文化財 無形民俗 |
種類 | 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 |
時代 | |
保存団体・保持者 | |
所在地・伝承地 | 地域を定めず(敦賀市を含む若狭半島の海岸部) |
指定・選択・認定年月日 | 昭和51.12.25 |
指定番号 | |
民俗芸能等群での分類 | |
公開状況 | |
交通案内 | |
公式リンク |
文化財解説文 | 敦賀市を含む若狭地方の海岸部には、出産を別の家で行う風習が広く行われてきた。敦賀半島の東海岸の村々や内外半島の外側などに、昭和40年(1965)頃までは多くの産小屋が見られた。このうち敦賀市色ケ浜の産小屋を例に挙げておきたい。元は海岸近くにあったものを今の場所に移築保存しているものの、間取りや構造等は昔のままで、二室どり床面積19.2m2、備品も残されているが、現在は使用されていない。
妊婦が産気づくとこの産小屋に入り、室内にさがっている太い綱にすがり苦痛をしのぎ、出産した。 日本書紀に「鵜葺屋」という産所の記事も見られる古い習俗だが、血に対する禁忌に根ざすものという。 |
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