
名称 | 越前鳥の子紙 |
---|---|
よみがな | えちぜんとりのこし |
指定区分 | 国指定 |
種別 | 無形文化財 工芸技術 |
時代 | |
所有者所在地 | 越前市越前市新在家町 |
所有者・管理者 | 越前生漉鳥の子紙保存会 |
員数 | |
指定年月日 | 平成29.10. 2 |
指定番号 | |
構造形式・法量 | |
公開状況 | |
交通案内 | |
公式リンク |
文化財解説文 | 「鳥の子紙」とは、雁皮というジンチョウゲ科の植物を材料に漉いた紙で、色が卵の殻に似ていることからその名がある。肌は滑らかで耐久性に優れており、虫害も少ないことから、経典や貴重書等の用紙として愛用されてきた。
越前で鳥の子紙がいつから漉かれていたのかは不明であるが、中世には、各地で製紙技術が発達するなか、越前の紙は公家や僧侶の土産として重宝されていたという記録がある。 現在、越前鳥の子紙は、雁皮の繊維を用いて、「流し漉き」という技法で抄造される。工程は、①雁皮の採取、②皮こき、③灰汁出し、④煮熟、⑤塵より、⑥叩解、⑦紙漉き、⑧乾燥 である。 雁皮は繊維が細かく短いため、塵より等の原料加工には時間がかかるが、手間を惜しまず、各工程の作業が丁寧に行われることで、緻密で肌理が細かく美しい風合いの紙が出来上がる。 |
---|