福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
紙本墨画淡彩 鷲鷹図
名称 紙本墨画淡彩 鷲鷹図
よみがな しほんぼくがたんさい わしたかず
指定区分 県指定
種別 有形文化財 絵画
時代 安土桃山時代(16世紀)
所有者所在地 大野市天神町2-4(大野市歴史博物館に寄託)
所有者・管理者 宗教法人円立寺
員数 六曲屏風1双
指定年月日 令和3.9.7
指定番号 福井県指定第468号
構造形式・法量 縦151.2㎝、横353.0㎝(両図とも)
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文化財解説文  本図は一隻(いっせき)ごとに一対の猛禽が描かれている。いかにも武将が好みそうな荒々しい主題で、雄大な趣がある。向かって右隻(うせき)では白犬をつかんだ鷲が岩頭に止まるもう一羽を見上げている。左隻(させき)は雪を冠った樹木の枝に止まる鷹が猿を捕まえた鷲を振り返りながら首尾を見ている。
 本図には落款(らっかん)がないため作者はわからないが、岩や樹木の描法が違うので曽我直庵(そがちょくあん)筆とまでは言えないものの画風はきわめて近く、曽我派の手になることは認めてよいだろう。制作年代は直庵の活躍期とほぼ同時期と考えられる。本図の存在は、曽我直庵が越前出身であることを傍証する一助となるもので、貴重である。
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