福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
紙本墨画 仙人高士図(初代橋本長兵衛筆)
名称 紙本墨画 仙人高士図(初代橋本長兵衛筆)
よみがな しほんぼくが せんにんこうしず(しょだいはしもとちょうべえひつ)
指定区分 県指定
種別 有形文化財 絵画
時代 江戸時代(17世紀)
所有者所在地 敦賀市相生町7-8(敦賀市立博物館)
所有者・管理者 敦賀市
員数 6幅
指定年月日 令和3.9.7
指定番号 福井県指定第470号
構造形式・法量 ①林和靖(りんなせい)図     縦62.4㎝、横33.2㎝ 
②張果老(ちょうかろう)図    縦62.0㎝、横32.5㎝
③琴高仙人(きんこうせんにん)図 縦61.0㎝、横32.5㎝
④列子(れっし)図        縦60.5㎝、横31.5㎝
⑤鉄拐仙人(てっかいせんにん)図 縦60.5㎝、横33.3㎝
⑥蓑笠翁(さりゅうおう)図    縦59.0㎝、横33.0㎝
公開状況
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公式リンク
文化財解説文  「仙人高士図」は桃山時代に好んで描かれた主題であるが、ここでは鶴を伴った林和靖(りんなせい)、瓢箪(ひょうたん)から出た駒を見る張果老(ちょうかろう)、鯉の背に乗る琴高仙人(きんこうせんにん)、風に吹かれる列子(れっし)、乞食姿の鉄拐仙人(てっかいせんにん)及び舟に乗って釣竿を垂れる蓑笠翁(さりゅうおう)の六図からなる。
 寸法の違いはあるが、本図は完成された本画とみなされる。
 各幅には「橋本」と読める白文方印(はくぶんほういん)が認められ、この印は初代橋本長兵衛が用いたことが明らかにされている。現存する作品では、架鷹図(かようず)しか知られていない彼の描いた人物図として貴重であり、本図によって海北友松(かいほうゆうしょう)の画風に習っていたことが判明する上でも価値が高い。
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