福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
旧古河屋別邸 附 庭園(護松園)
名称 旧古河屋別邸 附 庭園(護松園)
よみがな きゅうふるかわやべってい
指定区分 県指定
種別 有形文化財 建造物
時代 江戸時代後期
所有者所在地 小浜市北塩谷17-4-1
所有者・管理者 個人
員数 3棟
指定年月日 平成10.4.24
指定番号 福井県指定第304号
構造形式・法量 入母屋造り、桟瓦葺、軒先銅板葺
公開状況
交通案内
公式リンク https://goshoen1815.com/
文化財解説文  古河屋は近世に小浜の廻船問屋として栄えた豪商である。この屋敷は古河屋の別邸として建てられた。
 屋敷の中心となる書院は、入母屋造桟瓦葺の建物で、軒先に銅板を葺く。なお、瓦が桟瓦とされたのは明治期とされ、当初は柿葺であったと考えられている。床・棚・書院をそなえた8畳の間を主室とし、この床に向かって左手に8畳の次ノ間を配す。この脇に長6畳の脇ノ間を介して、式台・茶室等をそなえた建物とつながる。隅柱を省略し、雨戸を引けば深い軒先線のみとなって、庭園も景色を切り取るすぐれた構成をみせる。
 書院廻りの3室はいわゆる「貝尽し」の釘隠しで統一されており、柱は杉の柾目を基本とするなど、材料も吟味されている。書院小屋裏に残された棟札から、文化12年(1815)の建築であることが分かっている。
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