
名称 | 瑞源寺本堂・書院 |
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よみがな | ずいげんじほんどう・しょいん |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 有形文化財 建造物 |
時代 | 江戸末期 |
所有者所在地 | 福井市足羽5丁目10-17 |
所有者・管理者 | 瑞源寺 |
員数 | 各1棟 |
指定年月日 | 平成12.3.21 |
指定番号 | 福井県指定第320号 |
構造形式・法量 | 本堂:一重入母屋造、桟瓦葺、桁行8間半、梁行5間半
書院:切妻、桟瓦葺、桁行4間、梁行3間半 |
公開状況 | |
交通案内 | |
公式リンク | http://www.zuigenji.com/home/home.htm |
文化財解説文 | 瑞源寺は、泰澄創建の伝承を持つ古刹で、その旧跡に華蔵院の末寺を建立したことにはじまる。福井5代藩主昌親の時に現在地に移り、昌親(吉品)とその母の菩提寺として福井藩の庇護を受けた。
本堂は、一重入母屋造桟瓦葺、桁行8間半、梁行5間半の建物で、万延元年(1860)に、当時不要になっていた福井城本丸御殿大奥の小座敷を移築したものである。これは、14代藩主斉承の大奥御座所の御殿として、文政13年(=天保元年(1830))から天保2年に造られたものである。柱や梁などの部材は、ほぼ建築当初のものが再利用されている。 書院は庫裏の玄関を入った奥にあり、庫裏の座敷と接する。桁行4間、梁行3間半、切妻造桟瓦葺の建物である。近年の調査で、この建物は大奥御座之間と呼ばれていた建物、もしくは部屋を、ほぼ旧状のまま移築したものであることが判明した。これまで皆無とされてきた福井城の建築を解明する上で貴重な遺構であるとともに、近世越前の建築や建築技術を考える上でも重要なものである。なお、本堂屋根は、修理に際して板葺(仕上げを銅板葺とする)に改めた。 |
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