福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
誠照寺御影堂および阿弥陀堂 附 厨子2基
名称 誠照寺御影堂および阿弥陀堂 附 厨子2基
よみがな じょうしょうじごえいどうおよびあみだどう
指定区分 県指定
種別 有形文化財 建造物
時代 御影堂:明治10年(1877)建築 阿弥陀堂:明治20年(1887)建築
所有者所在地 鯖江市本町3-2-38
所有者・管理者 宗教法人誠照寺
員数 2棟
指定年月日 令和6.5.14
指定番号 福井県指定第486号
構造形式・法量 御影堂:入母屋造、桟瓦葺、平入、正面9間(30.12m)、側面7間半(27.07m)
阿弥陀堂:入母屋造、桟瓦葺、平入、正面7間(18.7m)、側面6間(21.5m)
公開状況
交通案内
公式リンク https://www.jyosyoji.org/
文化財解説文  誠照寺は、室町時代初期開創と伝わり、元応3年(1321)現在地に寺基を移した。山号は上野山と号し、真宗誠照寺派の本山である。御影堂には親鸞聖人真影を安置し、阿弥陀堂には阿弥陀如来を祀る。
 広大な敷地には、御影堂と阿弥陀堂を中心に四足門や書院、鐘楼、庫裏などの諸建物が並び、整った伽藍を有する。四足門は安永8年(1779)建築で、県内で最大規模の一間一戸門として平成19年に県指定文化財となっている。
 御影堂は正面9間、側面7間、阿弥陀堂は正面7間、側面6間半で、いずれも入母屋造、桟瓦葺の建物で、正面に3間の向拝がつく。内部は真宗本堂の整った平面構成を示し、装飾も欄間彫刻は大振りで、内陣は金箔押や極彩色を施す。建築年代は、文久2年(1862)の火災後、御影堂が明治10年、阿弥陀堂が明治20年に再建されたと伝わる。
 誠照寺御影堂は、大規模で、浄土真宗本堂における最も整った平面構成を有し、室内装飾も豪華で発展した状態を伝える。阿弥陀堂も御影堂よりやや小規模であるものの、御影堂同様に発展した形式を伝え、浄土真宗本山寺院の伽藍構成を特徴づけるものとして貴重である。
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