
名称 | 敦賀のおぼろ昆布製造技術 |
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よみがな | つるがのおぼろこんぶせいぞうぎじゅつ |
指定区分 | 国登録 |
種別 | 民俗文化財 無形民俗 |
時代 | |
所有者所在地 | 敦賀市 |
所有者・管理者 | 特定せず |
員数 | |
指定年月日 | 令和7年3月28日 |
指定番号 | |
構造形式・法量 | |
公開状況 | |
交通案内 | |
公式リンク |
文化財解説文 | 古くから日本海の海運の要衝であった敦賀において、交易品の昆布を用いた細工昆布の製造加工の技術として伝承されてきた。敦賀では、現在も手作業による伝統的な製法が維持されている。専用の刃物を用いて様々な厚みに削り分ける技術や、刃先の調整技術などが継承されており、地域的特色のある昆布の製造技術として注目される。
おぼろ昆布は、酢に漬けて柔らかくした昆布の表面を、職人が専用の刃物で帯状に削った昆布加工品である。機械生産のできるとろろ昆布とは異なり、機械化は困難で、職人の手によって一枚一枚削られる。敦賀市はおぼろ昆布の一大産地として知られている。 北海道産の真昆布を材料とし、酢に漬けて柔らかさを調整した後、専用の刃物を巧みに操って一定の幅と厚さに削り出す。完成品は、極薄でも溶けにくく、主に汁物料理に使われる。 ※写真提供:敦賀市教育委員会 |
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